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絵巻の舞台「日本橋」を歩いてみよう!

01.gif当社発売の「お江戸タイムトラベル」は、19世紀初頭、人々で賑わうお江戸・日本橋の景観を描いた『熈代勝覧』(きだいしょうらん)という絵巻を楽しむためのアプリです。
『熈代勝覧』には、当時、今川橋から日本橋までの通り(現在の中央通り)に実在したと思われる89軒の商店が描かれていますが、現在も中央通りには、『熈代勝覧』に登場する場所や店の跡がいくつか残っています。そしてご存じのように、日本橋界隈はほかにも江戸の気配が数多く残る粋でイナセなエリア。空想と妄想を駆使しながら、ビルの狭間に潜む江戸の面影を訪ねて、半日あまりの日本橋散歩にでかけてみましょう!

●今川橋跡&由来碑

現在の今川橋交差点から少し南にあるのが、『熈代勝覧』のスタート地点・今川橋の跡地です。橋跡の石碑と由来碑が小さく残るだけですが、その脇を通る路地が『熈代勝覧』に描かれている神田掘の掘割の名残です。神田堀は龍閑川とも呼ばれましたが、昭和25年に埋め立てられ、今川橋もそのときに解体されてしまいました。堀割を埋め立てた跡のこの細い路地は、現在は千代田区と中央区の境界線になっています。


今川橋跡.JPG   今川橋.PNG

●十軒店跡(じっけんだなあと)

 雛人形に兜、羽子板など季節商品を売る市が立っていた十軒店のあったあたりです。今は小さなプレートが残るばかりですが、しばし佇み、賑やかな市の様子を妄想してみましょう。


十軒店跡.JPG   十軒店.PNG

●三井本館・三越本店本館

『熈代勝覧』で駿河町一帯に広がっていたのが、江戸随一の大店・三井越後屋です。そう、現在の三越と三井グループのもとになった商店で、呉服屋と両替商を営んでいました。現在は当時よりも日本橋側にさらに拡大、重厚な西洋建築の三井本館と三越本店本館ほか三井・三越ゾーンを作って江戸時代からの伝統を誇っています。


三井越後屋.PNG

●木屋

『熈代勝覧』で、普請(建物を建てること)中の鳶衆が楽しそうに木遣りを歌っている店が木屋です。木屋は『熈代勝覧』中に4軒が描かれていますが、現在のコレド室町1階にある刃物の木屋が、その流れをくむ店です。江戸時代の木屋には「暖簾分けをするときに、本家と同じ商品を扱うことは許さない」という決まりがあったので、小間物、刃物、三味線、象牙など、扱う品目の違う木屋が日本橋にいくつもあったそうですが、現在はこの刃物の木屋1軒だけになりました。


木屋.PNG

●日本橋魚市場発祥の地

『熈代勝覧』の見せ場の一つに、人と魚でみっしりと埋めつくされた日本橋の魚河岸の場面があります。現在、外国人観光客にも大人気の築地の魚市場の原点は、ここ日本橋の魚河岸なのでした。日本橋の魚河岸は、徳川家康が駿河から江戸にやって来た時に幕府に献上する魚を納入する場として開かれ、関東大震災後に築地に移転するまでこの地にありました。現在、日本橋のたもとにある記念碑のモチーフは、ちょっとファニーな竜宮城の乙姫さまです。


魚市場発祥の地.JPG   魚河岸.PNG

●日本橋

やって来ました日本橋。江戸時代には五街道の起点であり、江戸の玄関口でした。現在の石造りのアーチ橋は明治44(1911)年に架け替えられたもので、橋のまん真ん中の車がブンブン通る路面には、江戸と同じように一級国道の起点「日本国道路元標」が埋め込まれています。


日本橋.png   麒麟の翼.png上の高速道路が残念。映画『麒麟の翼』はこれです


日本橋.PNG

●高札場跡

江戸時代、幕府からのさまざまなお触れ書が掲示されたのが高札場でした。中でも重要なお触書が掲げられたのが日本橋の南詰高札場です。「江戸の玄関口に、してはならないことをハッキリキッチリ書いて置くからねっ」という幕府の姿勢ですね。今は高札場をかたどった石碑が残っています。


高札場.PNG   高札場跡.JPG

●『熈代勝覧』レプリカ展示(地下通路)

東京メトロ銀座線・半蔵門線の「三越前」駅の地下コンコース内、三越本店本館の地下中央口付近の壁面に、『熈代勝覧』の複製絵巻が常設展示されています。原画を1.4倍に拡大して和紙に印刷したもので、解説なども盛り込まれています。壁画になったことで『熈代勝覧』の長さなどスケール感がよ~くわかります。


キダイ壁面2.jpg   キダイ壁面3.jpg

●日本銀行(金座跡)/日銀貨幣博物館

 江戸時代から商業の町だった日本橋。商売につきもののお金とも縁の深い場所です。中央通りから見て三井本館の奥にどーんとそびえているのが、江戸時代には小判を鋳造していた金座跡に建つ日本銀行。日本西洋建築の父・辰野金吾による建物の威圧感は超ド級。この日本銀行は上空から見ると「円」の文字になるよう建物が建てられているそうです。
 そして日本銀行の向かいにある日銀貨幣博物館は、入場無料の隠れた穴場。古代から現在まで日本で使われてきた貨幣の現物や、外国の珍しい紙幣、お金に関する資料を見ることができます。なかでも必見なのは、江戸時代の金座の様子を描いた「金座絵巻」のレプリカ展示。職人たちが金座に出入りするときに、一粒の金も持ち出さないようにと、厳重に、しかしちょっとマヌケに管理している様子が絶妙です。この博物館は日本橋散歩に疲れた足を休めるにもぴったりの立地です。


日銀.JPG   貨幣博物館.JPG

●常盤橋公園

 日本銀行と貨幣博物館のさらに先、外堀の向こうに小さな公園があります。常盤橋公園です。この公園の中に残されている石垣は、江戸城外郭の正門「常盤橋門」の遺構です。常盤橋門は江戸城に出勤する武士たちの出入口でした。『熈代勝覧』の中では、通本町のあたりに大きな牛車が出てくる通りがあり、その通りに裃(かみしも)姿のお侍さんがたくさんいます。これが本町通りで、この通りが常盤橋門へと続いており、お侍さんたちの通勤路となっていました。
*常盤橋公園内の石垣は東日本大震災で損傷があったため、現在復旧工事中です。2012年6月に工事終了予定。大事な遺構です、甦るのを気長に待ちましょう。


本町通り(常盤橋へ).PNG   常盤橋石垣は工事中.JPG本町通りを抜けると常盤橋御門。現在は残念ながら工事中。

■お腹が空いたら……

 気持ちよく歩いたあとは、お腹が空きますね。日本橋は老舗名店の宝庫ですが、散歩の合間におすすめのお店を紹介しましょう。

●あなご料理「玉ゐ」

玉ゐ箱めし.JPG今川橋あたりでお腹が空いてしまったら、あなご料理「玉ゐ」室町店へ。しもた屋風の風情ある店内で名物「あなご箱めし」(1,600円~)がいただけます。箱めしとは、天然物のあなごの蒲焼重のことですが、薬味や出し汁もついてくるので、櫃まぶし風に2度3度と違った風味で楽しめます。箱めし以外にもあなごちらしにあなご巻玉子、白焼き、天ぷらなどあなご料理づくしで、お酒もすすみます。




●蕎麦「利休庵」

 日本橋近くでお腹が空いたら、昭和27年創業の蕎麦屋「利休庵」へ。お店の構えも店員さんもこざっぱりとしていて感じよく、老若男女が気楽に入れる老舗です。名物はのりやかつおぶしなどの薬味がたくさんのった「納豆そば」(950円)ですが、お昼は定食もあり、酒のつまみも充実していて、夕方からは一杯飲みやってくるおじさまも多数。お蕎麦屋さんというよりは、普段使いのいい和食屋さんといった感じです。

●にんべん

にんべん.JPG コレド室町1階にある「にんべん」。元禄創業の老舗中の老舗で、店内での削りたてのかつおぶし試食が楽しいお店ですが、コレド室町のオープンにあたって「日本橋だし場」というお店が併設されました。1杯100円で飲める「かつお節だし」が人気です。ランチタイムには月替わりの汁物や鯛めしなどもテイクアウトできます。

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